概説
帝国宙域にて観測された惑星ドラヴィルダでは、大陸毎に一柱の神がその創造と管理を担っています。そのため大陸毎に環境や生態系の差異が大きく、種族間の争いがどの時代においても続けられてきました。
観測

ドラヴィルダにおける最大の大陸ゴンドワルナは、女神ラヴェンナによって創造・管理されています。ラヴェンナは創造神によって生み出された古き神々の一柱であり、叡智と慈愛を司る神でした。
しかし、ラヴェンナはゴンドワルナを創造するにあたり、その力のほとんどを肥沃な大地をひたすら拡大することに注ぎ込んでしまいます。神々は、大陸に暮らす生命の信仰によって自らの力を強くしていくのですが、それを怠ったラヴェンナは力を失い続け、現在では竈と燻製の女神として信仰されています。
それでもドラヴィルダで最も大きな大陸の管理者として、後述するイレギュラー対応のために創造神より与えられた異世界転生権限を有しています。ラヴェンナの転生スキルはレベル1まで落ちてはいるものの、100年間に2度まで転生させることができるようです。(通常は1度)
ドラヴィルダには、外宇宙域からの干渉によるイレギュラーが不定期に発生しています。干渉の形態は様々ですが、もっとも頻発するのが「魔王の誕生」です。過去においては、魔王によって大陸全土が焦土と化したことがありました。
原則的に神々は自分の管理する大陸を繁栄させることを第一としており、時には他の神々と争うこともありますが、イレギュラーに関しては協力して排除にあたることが暗黙の了解となっています。
主点観測
現在、ラヴェンナとゴンドワルナ大陸の観測を継続しています。原座標歴05Az-03-TTT、ラヴェンナによる転生スキル発動を確認しました。以降は、当該転生者を中心に主点観測を開始します。観測対象はこちら。
ドラヴィルダ規約
以下にドラヴィルダで確認されている法則を記述します。
・この世界において魔王を倒すことができるのは女神の加護を授かった勇者に限られる。
● 観測されたもの
●用語
【ステータス】
体力や魔力等を数値化したもの。現在は冒険者ギルドの査定で決定される。※ステータスは【】で括ります。
【スキル】
身に着けた技術。スキル所持者は他者に特訓等によって付与できる。※スキル名は【】で括ってます。
〖能力〗
その身に宿った能力。生まれつき獲得しているか、女神の加護によって付与される。※能力は〖〗で括ります。
〖加護〗
女神によって付与される才能の芽。何かのきっかけでステータスやスキル、能力が開花する。※加護は〖〗で括ります。
〖転生と勇者転生〗
女神ラヴェンナの場合、異世界の魂と入れ替えること。転生先の魂が抜け出ようとしているか、あるいは魂が宿る前の胎児である必要がある。勇者転生は勇者の加護を与えて転生さたもの。
● 加護一覧
〖記憶共有〗
転生先の肉体に過去の記憶が残されている状態。転生者はそれを情報(※感情は伴わない)として知ることができる。
〖転生〗
女神が持つ能力。レベルによって転生の方法や内容が異なる。
〖完全治癒〗
その肉体年齢における完全な健康体へ治癒する。老化や欠損部分は戻せない。