Report010 – 皮肉屋の轆轤首

画像は土御門研究所に収容されているTYT-045TYT-045は轆轤首と同系統の存在で、その身体は■■に保存されています。■■■年前に帝国に来て食事の美味しさに感動、その後暴飲暴食を続けるうち(人間は食べてないと主張)に、頭だけが大きくなってついには飛べなくなってしまったそうです。歴史的な経緯から妖異についての知識を多く持っているため土御門研究所にて収容されることとなりました。確かに知識は豊富なのですが皮肉屋で人を怒らせるのが趣味の妖異です。

《録音開始》

不破寺局員:わっ、はじめて見ましたけど本当にでっかい頭ですん!

TYT-045:おい、そこの乳おばけ。俺の頭が大きいのはそれだけ脳が沢山詰まってるからなんだよ。

TYT-045:お前みたいに脳の栄養素も全部胸にやってる脳筋じゃなく脳乳鬼とは知性に圧倒的な差があるんだよ。

不破寺局員:(イラッ……)

Hachi:TYT-045、貴方ならダゴンが潜んでいる場所に心当たりがあるはずですよね。

TYT-045:あのさぁ……人に物を訪ねるときはさぁ……ねぇ~、何か持ってくるのが最低限の常識でしょ~?

Hachi:……(イラッ)。

不破寺局員:(小声で)Hachiさんが苛立っているの初めて見たですん! これは尊いかもですん。

《録音終了》

補遺:
なんとか我慢すること2時間。どうにか必要な情報を得ることができました。– Hachi


Credit:©2019 帝国妖異対策局
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