押収した資料の中にあったウィッカーメイデンと思われる映像。
基本情報
管理番号: TYT-112
妖異通称: ウィッカーメイデン
危険レベル: レベル3
遭遇した場合は対象に気付かれないよう最大限の注意を払いつつ退避してください。物品や事象の場合、直ちにその場から離れます。非常に危険な対象です。もし貴方の存在が相手に認識された場合、生命に関わる危機的状況に陥っていると考えるべきです。
対応状況: 捜索中。
関連事件
●スコットランド警察巡査部長失踪事件
ハイランド地方で警察官を務めていたウッドワード氏が、休暇を取ってへブリーズ諸島に向かったまま行方不明となった事件。同氏が飛行艇を借りて■■■島へ降りたことは確認されているものの、それから先の足取りはつかめていません。後に米国で摘発されたカルト団体「ドルイドの聖火」から押収した記録によって、ウッドワード氏が団体が行う儀式の犠牲者となった可能性が高いと考えられています。
●カリフォルニア交通警察官失踪事件
カリフォルニアの交通警察官■■■・■■■氏が、休暇でワシントン州ピュージェット湾に向かったまま失踪した事件。携帯電話の通話記録から、失踪直前に同氏が昔の婚約者である■■■■■■と連絡をとっていたことが判明。■■■■■■は以前より、カルト団体「ドルイドの聖火」の所属メンバーであり、米連邦捜査局によってマークされており、ドゥカヴニー特別捜査官が調査を行っていたことから、事件の全容が明らかとなりました。
広域情報
●「ドルイドの聖火」の存在は世界各地で確認されています。現在、ウィッカーメイデンは彼らの儀式によって呼び出されることが判明しているため、同団体の存在する地域においてはウィッカーメイデンが出現する確度は非常に高いものと考えられます。
ポイント
ウィッカーメイデンは、米連邦捜査局が「ドルイドの聖火」から押収した資料やインタビュー記録からその存在を示唆されている段階であり、同団体と犠牲者を除いて実際のオブジェクトに遭遇した者はいません。
現在まで確認されている情報によれば、この対象は、かつてドルイド教で行われていたとされる生贄を伴う儀式「ウィッカーマン」の原型、若しくは亜種ではないかと考えられています。
ドルイドの聖火自体は、ウィッカーメイデンこそが本来の聖なる火の儀式であり、ウィッカーマンは聖なる火から遠く離れた場所にいる野蛮人たちが見様見真似で始めた異端の儀式に過ぎないと主張しています。
ドルイドの聖火の教義や多くの知識は、そのほとんどが口伝によって伝えられているため、儀式の具体的な内容についてはほとんど判明していません。現時点では、儀式が斎行されることにより、儀式の場に異界の妖異(同団体が言うところの神)が出現。妖異がその体内に犠牲者を取り込んで焼却するという儀式の過程が確認されています。
対応詳細
帝国妖異対策局ではウィッカーメイデン及びドルイドの聖火についての鋭意捜査中です。
懸賞金
ウィッカーメイデン及びドルイドの聖火の発見につながった有効な情報について報奨金が支払われます。
またウィッカーメイデンの確保若しくは無力化について懸賞金が駆けられています。詳細については帝国妖異対策局若しくはバウンティハンター組合にお問い合わせください。